教員・研究者情報 - 井本　亮 | 福島大学

（最終更新日 : 2025-04-11 11:28:22）

イモト　リョウ IMOTO Ryo
井本　亮

所属福島大学経済経営学類グローバル・エキスパート・プログラム

職種教授

研究成果本文へのリンク
福島大学学術機関リポジトリ　FUKURO_フクロウ_

ホームページ
https://researchmap.jp/iMotoRyo/?lang=english

学歴
	博士（言語学）
2003/06/30 (学位取得)	博士（言語学） (言語学)

資格・免許
2025/03/31	日本語教員試験
1996/03	日本語教育能力検定

教育・研究活動状況
(1)研究面では「壁にポスターを大きく貼る」「腕が赤く腫れる」「事件に深く関わる」のような日本語の連用修飾関係の創発性について、構文機能をベースにした語彙と文脈の相互作用の観点から研究しています。コーパスデータと語彙意味論・構文文法を組み合わせた実証と理論の両輪を意識したアプローチです。 (2)教育面では留学生の日本語科目を担当しています。留学生にとって日本語は生活言語ではなく、大学生としての学力の基盤となるものです。問題解決のためのコミュニケーションスキルや、資料を適切に引用して自分の意見を論理的に述べるリサーチ・ペーパー執筆など総合的な日本語技術の向上に取り組んでいます。 (3)地域貢献面では、多文化共生社会のための「やさしい日本語」を実践するためのアウトリーチ活動や、地域日本語教育活動の支援のなど、研究と地域をむすぶ活動に取り組んでいます。

現在の専門分野
日本語学（現代語文法）キーワード(現代日本語文法、連用修飾論、日本語構文論)

研究テーマ
2003/04/01	日本語の連用修飾・情態修飾の記述的・構文論的研究、形容詞、日本語の結果構文、語彙意味論、構文文法
2022/04/01	多文化共生社会における「やさしい日本語」「プレイン・ジャパニーズ（Plain Japanese）」に関する研究アウトリーチ活動
2015/04/01	日本語教育文法（形容詞の用法、程度表現選択に関する学習者の理解）

共同・受託研究等希望テーマ
連用成分・連用修飾に関する類型論的研究・対照言語学的研究、日本語教育文法のための副詞・連用修飾の記述的研究
多文化共生社会に向けた「やさしい日本語」「プレイン・ジャパニーズ」について（解説・調査・導入・指導助言），日本語について（日本語学・外国語としての日本語），外国人向け日本語学習支援について（日本語指導教育）

研究課題・受託研究・科研費
2024/04/01 ～ 2028/03/31	空間的変化を表す構文の広がりと副詞的修飾関係の様相の体系的位置付け科学研究費助成事業基盤研究(C) キーワード(空間的変化 / 副詞的修飾 / 構文 / 結果構文 / 語彙・構文アプローチ)
2024/04/01 ～ 2028/03/31	やさしい日本語の理念に基づく移民時代の持続可能な多文化社会実現のための総合的研究科学研究費助成事業基盤研究(A)
2021/07/09 ～	ジャンル・テキストの中の文法：テキストとその要素としての構文の相互作用科学研究費助成事業挑戦的研究(萌芽)
2018/04/01 ～ 2023/03/31	形容詞連用修飾の創発性をとらえ修飾関係を予測する構文ネットワーク分析科学研究費助成事業基盤研究(C)
2013/04 ～ 2016/03	語彙意味論を活用した日本語情態修飾関係の研究科学研究費助成事業科学研究費助成事業（学術研究助成基金助成金）基盤研究（Ｃ）
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著書・論文歴
著書	外国人住民の日本語学習を応援する人向けの『日本語教育のための基礎講座』,20-31,41-53 (共著) 2022/03/31
著書	構文と主観性,221-240 (共著) 2021/10/22
著書	明解日本語学辞典 (共著) 2020/04/21
著書	日本語語用論フォーラム3,135-171 (共著) 2020/04/15
著書	日本語学大事典 (共著) 2018/10/11
全件表示（33件）

学会発表
2025/03/30	空間的変化と「結果の存在」について (第21回現代日本語文法研究会)
2024/03/27	存在様態を表す情態修飾関係について (現代日本語文法研究会第20回大会)
2023/03/27	「パイりんご文」の位置づけについて (現代日本語文法研究会第19回大会)
2022/03/24	連用修飾関係と文の文脈 (第2回「ジャンル・テキストの中の文法：テキストとその要素としての構文の相互作用」研究会)
2021/12/11	「「アップルパイにリンゴが大きく入っている」―モノの存在のサマを表す形容詞連用修飾」 (日本語文法学会第22回大会)
全件表示（36件）

講師・講演
2012/08/03	On Japanese Resultatives: Cross-linguistic Implications. (University of Queensland)

教育実績

●教育方法の実践例

2018/04/01 ～ 2021/03/31	ICT・クラウドサービスを用いた課題の提出・質問・フォローアップなどのコミュニケーション機会の充実
2018/04/01 ～ 2021/03/31	予習文献（Reading Assignments）・発展文献（Further Readings）の提示
2018/04/01 ～ 2021/03/31	アクティブ・ラーニング（反転授業）

社会における活動
2025/02/01 ～ 2025/02/01	「普通な」日本語を考える
2022/07/01 ～ 2023/06/30	福島県防災対策課Twitter公式アカウント文案改訂監修
2022/11/11 ～ 2022/11/18	令和４年度「日本語学習支援のためのスタートアップ講座」
2021/10/28 ～ 2021/11/17	「令和3年度秋冬コース「外国人住民の日本語学習を応援する人向けの『日本語教育のための基礎講座』」運営委員・講師（全3回）
2022/01/13 ～ 2022/01/20	「やさしい日本語交流員」養成講座講師（冬コース）
全件表示（27件）

所属学会
	日本語文法学会
	日本語学会
	日本言語学会
	日本認知言語学会
	日本語教育学会
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委員会・協会等
2022/04/01 ～ 2025/03/31	日本語文法学会総務委員副委員長総務委員会副委員長
2020/05/29 ～ 2021/03/31	福島県国際交流協会日本語教育人材養成講座運営委員会委員
2018/05 ～ 2019/03	平成30年度「生活者としての外国人」のための日本語教育事業地域日本語教育実践プログラム運営委員
2016/04 ～ 2018/03	ふくしま地域連携型日本語学習総合推進事業運営委員,セミナー講師
2021/01/27 ～ 2021/03/28	福島県国際課「ふくしま国際施策推進プラン」改訂に係る外部有識者委員
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